こんにちわ、僕です。


ちきりんさんの以下のエントリーを読みました。

通勤手当なんて廃止すべき
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20150110

要約すると
・企業が通勤手当を出すから、遠くても少しでも安い家に住もうとする
・時間がもったいないと思う人は自主的に会社の近くに住む→通勤ラッシュが起こる
・「通勤ラッシュ」をなんとかするためにまずは通勤手当を廃止しよう
・通勤手当がなくなれば会社の遠くに住むことが損になるから会社の近所に住むようになり「通勤ラッシュ」が減る

通勤ラッシュをなくそう、という意見には概ね賛同出来ます。

が、この提案にはひとつ見落としていることがあると思っています。
それは、都心にある会社の近所は住環境が劣悪な場合がある、という問題があることです。


例えば、僕の以前の職場は新宿にありました。
家賃補助の制度があったので、会社の近くに住んだほうが経済面をみると圧倒的にお得でしたが、僕はその選択肢を選びませんでした。
なぜなら新宿近辺に住むにはいくつかの不安があったからです。

治安
昼も夜もない新宿という街で、そもそも平穏な生活が送れるでしょうか?
外国人もたくさんうろついています。

周りの住人
ホストやキャバクラのお姉さん方の寮がたくさんあります。
そんなところで子供を育てたくありません。

ゴミ周り(衛生環境)
やはり飲食店の数が半端ではないので、必然的にゴミも大量ですし、街も汚れています。
そんなところに住めません。

一概には言えませんが、都心にある会社の近所に住もうとした時、住環境のことがネックとなり躊躇するケースは必ずあると思っています。

住環境はとても重要です。
例えば、よくわからない宗教団体の施設が近所にあったりしたらどうでしょう?
隣人がものすごく神経質な人だったらすごく気を使うことになるでしょう。
ホームレスが自分がゴミを捨てているゴミ置き場を漁っていたらイヤですよね。

僕は住む場所を検討するときは経済的や時間的な損得よりも住環境をまず優先したいです。
最近では賃貸などの物件を判断するときも、一度夜にその場所を訪れてみるなどの検証が必要だと言われることも多くなりました。


こういう風に考えるようになったのは、僕が結婚してからです。
まだ子供はいませんが、近いうちに作るつもりですしおそらくいずれデキるでしょう。
そうなると住居の選択は自分一人の問題ではなくなるわけです。
ましてや、小さな子供がいるならなおさらです。
僕もひとり身なら、どんな会社に就職しようが会社の近くに住むことを選択すると思います。


なので、「通勤ラッシュをなくす」ということに対し僕が提案するなら

・通勤手当をなくす代わりに、在宅勤務精度を積極的に取り入れる
・企業が都心以外にオフィスを移す

の2つです。

特に2つ目を推したいですね。
なんで渋谷、六本木、新宿などに集中するんでしょう?
そんなに見栄を張りたいんですか?
梅屋敷とかじゃ、ダメなんですかね?

いや、他意はありませんけど。


でわまたー。